Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下、「マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカード」)の年会費やサービス内容が2025年10月頃から改定されます。
今まで49,500円(税込)だった年会費は、2025年11月以降の請求分から新年会費の82,500円(税込)に改悪です。
想定外の年会費増額やサービス改定が発表され、マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの所有者は今後、継続するか解約するかを早急に決めなければいけません。
そこで今回は、マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードのサービス改定について解説し、カード所有者が今すぐやるべきことを紹介します。
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードをこれからも持ち続けたい人は、ぜひご覧ください。

私はマリオットボンヴォイプレミアムの改悪で泣きそうだけど、色々調べた今は解約しないつもり
※「プレミアム」ではないMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード(以下、「マリオット・ボンヴォイ・一般カード」)も改定されました。
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの年会費やサービス改定内容
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの年会費やサービスの改定内容は下表のとおりです。
改定内容 | 改正前 | 改正後 | 改良 | or 改悪
年会費 | 税込49,500円 | 税込82,500円 | |
家族カード年会費 | 税込24,750円 | 税込41,250円 | |
公共料金や国税の還元率 | 1.5% | 0.5% | |
事業用決済の還元率 | 3% | 対象外 | |
無料宿泊特典 | 年間150万円以上の利用と継続で50,000ポイント分 | 年間400万円以上の利用と継続で75,000ポイント分 | |
プラチナ会員資格 | 年間400万円以上の利用 | 年間500万円以上の利用 | |
ダイニング特典 | なし | ポケットコンシェルジュ20%キャッシュバック |
表のとおり、改定内容は改悪ばかりです。
- 年会費は33,000円の増額
- 無料宿泊特典は年間400万円のカード利用が必要
- 公共料金や国税等の還元率が1%から0.5%に下がる
- プラチナ会員になるには年間500万円のカード利用が必要
一方で、改良点はダイニング特典が始まることです。
ダイニング予約サービス「ポケットコンシェルジュ」の利用で毎回20%(半年で最大5,000円)がキャッシュバックされます。



年間で最大1万円のキャッシュバックバック!
改悪が目立ちすぎてマリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードは使えないカードになった印象を受けるかもしれませんが、焦って解約してはいけません。
それはカード所有者向けに移行特別期間が設けられているからです。
移行特別期間なら無料宿泊特典の条件は変更なし
既存のマリオット・ボンヴォイ・プレミアムカード所有者には移行特別期間があります。
移行特別期間は、2025年10月27日から2026年10月26日までです。
既存のカード所有者は加入日に応じたプログラム終了日が必ず1度、移行特別期間に該当することになります。
移行特別期間内でプログラム終了日を迎えた際は、今までと同じ年間150万円以上のカード利用を行っていて、新年会費を支払って継続すれば無料宿泊特典がもらえます。
アメリカンエキスプレスから同様の内容のメールが届きました。




プログラム終了日の確認方法は、次の章で具体的に解説します。
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードを解約すべきか悩む人が確認すべきこと
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの年会費やサービスが改悪すると知ってから、「自分はどうすればいいのか」と不安になった人もいるでしょう。
そんな人はマリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの加入状況を確認してください。
確認すべき点は以下の4つです。
- プログラム期間(1年間の区切り)はいつからいつまでか
- 年間150万円のカード利用の達成状況はどうなっているか
- 新年会費はいつ支払うことになるか
- いつまでに解約すれば年会費がかからないか
それぞれの確認方法を解説します。
プログラム期間(1年間の区切り)はいつからいつまでか
プログラム期間をスマホで確認する方法は以下のとおりです。










画像の場合、2024年8月26日から2025年8月25日がプログラム期間です。
また、移行特別期間内のプログラム終了日は2026年8月25日となります。
年間150万円のカード利用の達成状況はどうなっているか
プログラム期間や終了日と合わせて達成状況を確認できます。


新年会費はいつ支払うことになるか
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの所有者に対して、アメリカンエキスプレスよりメールが届いていると思います。
私の場合は、2026年9月が新年会費の支払い日とのメールがありました。




いつまでに解約すれば年会費がかからないか
年会費が引き落とされた月中に、オペレーターに連絡して解約手続きを受け付けた場合は取り消しになります。
念のため、アメリカンエキスプレスの会員専用アプリにログインしてオペレーターに確認すると良いでしょう。
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの所有者は上記を把握して、新年会費が請求される前に対策する必要があります。
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカード改悪の対策3選
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの改悪への対策を3つ検討しました。
- 対策1:年会費を払って無料宿泊特典を得る
- 対策2:年会費がかかる前に解約して、新マリオット・ボンヴォイ・一般カードを申し込む
- 対策3:旧マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードを持ったまま、新マリオット・ボンヴォイ・一般カードを申し込む
それぞれ解説します。
対策1:年会費を払って無料宿泊特典を得る
現時点で年間150万円のカード利用を達成した人や達成見込みの人が、年会費を支払って無料宿泊特典を手に入れるやり方です。
この1年、無料宿泊特典のために頑張った人は、無料宿泊を活用しないと損した気がする人もいるはずです。
自分へのご褒美だと思って、最高クラスのホテルを堪能してはいかがでしょうか。
その後についてはカード利用額が年間400万円を超えない場合は、継続せずに他のクレジットカードを使う方がおすすめです。
対策2:年会費がかかる前に解約して新マリオット・ボンヴォイ・一般カードを申し込む
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードに魅力を感じなくなった人は解約を行って、次のカードを申し込む必要があります。
そこで注目したいのが、新マリオット・ボンヴォイ・一般カードです。
新マリオット・ボンヴォイ・一般カードは、無料宿泊特典が50,000ポイント分もらえます。
これは旧マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードと同じポイントです。
ただし、年間150万円ではなく年間250万円のカード利用と年会費34,100円(税込)の支払いが条件です。
新マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの年間400万円のカード利用という条件は厳しいけど、年間250万円のカード利用は達成できるなら、新マリオット・ボンヴォイ・一般カードに切り替えても良いでしょう。
2025年8月20日までに新マリオット・ボンヴォイ・一般カードを申し込めば、移行特別期間が適用され、最初の1年間は年間150万円以上のカード利用と継続が無料宿泊特典の条件になります。
新マリオット・ボンヴォイ・一般カードの年会費は、今まで支払ってきた年会費49,500円(税込)と比べて安いのでお得感があります。
※新マリオット・ボンヴォイ・一般カードの改定内容はこちら
対策3:旧マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードを持ったまま、新マリオット・ボンヴォイ・一般カードを申し込む
マリオット・ボンヴォイのカードを2枚持ちして、徐々に新マリオット・ボンヴォイ・一般カードに移行するやり方です。
しかし、マリオット・ボンヴォイのカードは2枚持ちできません。アメックスカードのオペレーターに確認済みです。


【まとめ】マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードが改悪しても、すぐやめたらダメ!
マリオット・ボンヴォイ・プレミアムカードの年会費やサービスが改悪されたことを知り、焦って解約する人が続出しないようにこの記事を書きました。
まずはカード利用の現状の確認が大事です。
- プログラム期間・終了日
- 年間150万円のカード利用の達成状況
- 新年会費の支払い時期
- 年会費を払わずに済む解約日
改悪のためか、オペレーターは込み合っているようです。
今回紹介した方法で確認されると良いと思います。
次にマリオット・ボンヴォイ・プレミアムカード改悪の対策を解説しました。
プレミアムカードや一般カードにこだわらず、マリオット・ボンヴォイのクレジットカードを使い続けたい人はぜひ参考にしてください。
よくある質問
最後によくある質問に回答します。
解約したらポイントは失効するのか
カードを解約してもポイントは失効せず、マリオットに移行されます。



